本の魅力を最大限伝えるための書評の書き方【極めてシンプルです】 - キンドルラボ

読書術

本の魅力を最大限伝えるための書評の書き方【極めてシンプルです】

2020年7月23日

世の中には、本がたくさん溢れている。むしろ溢れすぎている。この膨大な本の中から自分にピッタリの1冊を探し出すことは限りなく不可能に近い。

でも、不可能を可能にする方法は探せば結構あります。テレビや新聞での紹介、仕事仲間や知人・友人からの紹介、Amazonレビュー、SNSで見つける・・・etc

いくつか方法はあるけど、自分にとって必要な本を判別することは難しいでしょう。

ただ、「書評」に関してはどうだろう?

書評とは、本をまだ読んでない人に向けて「わかりやすく」「具体的に」紹介したものです。

つまり、「良い書評を書くこと=本の重要なポイントが分かる、言語化能力が身に付く、本の魅力的な部分を伝えることができる」こういったメリットがあります。

そこで今回は、本の魅力を最大限伝える書評の書き方について解説します。

この記事を書いている僕は、以下の経験をしています。

  • 毎日1時間30分の読書をする
  • 本の内容を章ごとにまとめている
  • まとめた結果、本の重要なポイントを予測できるようになった
  • 重要なポイントをTwitter発信や仕事・実生活で活かしている

書評を書くための準備

読む場所を決める

当たり前ですが、書評を書くためには本を読まなければなりません。では、具体的にどこを読み進めていけば、効率的に書評を書くための準備ができるか説明していきます。

「はじめに、おわりに、目次」を見て決める

効率良く書評を書くために読むべき場所は、「はじめに、おわりに、目次、目次を見て気になったところ」です。

「えっ、これだけでいいの?」と思うかもしれませんが、実際これだけです。せっかく本を買って読むのだから最初から最後まで読まないと損すると考えている方は、要注意です。

本を読む目的は、「本の内容を理解すること」であり、「本を読むこと自体」ではありません。「この本を理解して書評で人に伝えたい」という気持ちを持って読み始めることが大切です。

ただ、多くの本で読むべきポイントは少なからずあります。そのポイントを外してしまうと、著者のメッセージからズレた書評を書いてしまう可能性が高くなるでしょう。そのポイントは以下のとおりです。

章の終わり2~3ページは必ず読む

僕が読書をしてきた経験上、「章の終わり2~3ページは章の要約が書かれている」ケースが多いです。極端に言えば、章の最後から読み始めてもいいくらいだと思ってます。

著者の立場に立って考えてみると分かると思いますので、想像してみてください。著者が本を書く時、伝えたい内容を順番に書きますよね。その時、読み手のことを考えて「どこかで内容の中まとめを入れよう」と考えると思います。

この中まとめを入れる場所に適しているのが、区切りの良い「章の終わり」だと想像できますね。

ただ、ほとんどの著者は章の終わりに中まとめを書いていますが、稀に章の始めに書いている場合もあります。固定観念はあまり持ちすぎずに、臨機応変に読む場所を決めていきましょう!

メモを取る

本を読み終わって、「書評書こう!」と思っても高確率でフリーズします(笑)

メモを取らずに読み切っても頭に残ってない可能性が高いことが要因です。なので、以下の方法を使ってメモを取ることをおすすめします。

章ごとに簡単に要約する

まずは、章ごとに「何が言いたいのか」を一言でまとめてみましょう。先ほど説明した「章の終わり2~3ページは必ず読む」を活用することと章の中で重要そうなところを抜き出して、まとめる方法です。

ちょっと難しく感じるかもしれませんが、やる度に慣れていきます。まずは、大体こんな感じかなぁでいいので、一言でまとめる練習をしていきましょう。

内容を図解する

次に、まとめた内容を繋ぎ合わせていきましょう。繋ぎ合わせたら、「章ごとの相関関係を図解」していきます。

図解する意味は、本の論理構造をすぐに思い出すためです。この作業を行うと、驚くほど記憶に残りやすくなるので、飛ばさないようにしましょう。

自分の持ってる知識と結びつける

最後に、本で書かれている内容のうち自分の持ってる知識とリンクしている部分を結び付けましょう。

図解したメモの中に自分の知識を書き込むことで、より本の内容を理解できるようになります。

以上が、書評を書くための準備になります。結構やること多いなぁと思った方もいるかとは思いますが、慣れればそんなに苦にはなりません。

むしろ、目的を持って本を読むので、モチベーションアップになると思います。

ここからは、書評の書き方について説明していきます。書き方を理解してサクサク書評を書けるようになっていきましょう。

書評の書き方

構成を知る

魅力ある書評を書くために外せないのが「構成」です。構成がしっかりしていないと文章が支離滅裂になりやすく、何が言いたいのか伝わらなくなります。

構成は書評を書くうえでの「命」になってくるので、以下の内容を覚えておきましょう。

著者の紹介

まずは、著者を紹介します。読み手は、著者がどんな経験を積み、どんな思いで本を書いたかを知りたいと思うことが多いので、必ず書きましょう!

著者の紹介があると「あぁ、著者はこんな経験を積んだからこういう本を書いたのかぁ。」と読み手の興味と購買意欲も上がると思います。

具体的には、「略歴と他の出版物」について書きます。どんな人かイメージできるくらいで良いので、ポイントは押さえて書くようにしましょう。

本の概要

次に本の概要について書きます。大まかにどんな本なのかを伝えるために外せないポイントです。

具体的には、「この本の全体主張点、本の章ごとの主張点」を書きます。

ここまできっちり読んでくれた方は分かると思いますが、書評を書くための準備の「内容を図解する、章ごとに簡単に要約する」の部分で説明したことを活かしていきます。

まず、図解した内容を見て、著者は「何が言いたいのか、何を伝えたいのか」について全体主張点を書きましょう。次に、章ごとに要約した部分を見て、「一言要約と理由、具体例」を書きましょう。

自分の考え

最後に自分の考えについて書きます。ここは、書評を書く人によって個性がでるところになってきます。

本の概要の書き方と同様に、書評を書くための準備の「自分の持ってる知識を結び付ける」の部分で説明したことを活かしていきます。

これまでの人生で様々な経験をしてきたと思います。本の内容とリンクする部分は誰しも持っているはずなので、きっちり結び付けていきましょう。

この内容を盛り込むことで、オリジナリティを出せるので必ず入れるようにしましょう。

以上が、書評の構成になります。構成を知っていれば「何を書けばいいんだっけ」と困ることもなくなるでしょう。


ただ、ここまで説明した内容のとおり実行しても50点以下の出来で終わってしまう可能性があります。

何が足りない要素になると思いますか?

それは、「読み手に取って頭にすーーっと入り込む文章で書いていること」です。

文章を書くことに慣れている方であれば自然に書けると思いますので、以下の説明は読み飛ばしても問題ないと思います。慣れてないよって方は、頭にすーーっと入り込む文章の書き方をマスターしていきましょう。

伝わる文章の型で書く

伝わる文章には「型」があります。型どおりに書くだけで文章の稚拙さ幼稚さも薄れていきますので、取り入れていきましょう。

書評を書く時は、ある程度構成が決まっているので、構成の中の文章の書き方に合う型を紹介していきます。

PREP法

PREP法とは、「結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)」の順で書くことです。

それぞれの要素の頭文字をとってPREP法と名付けられています。

PREP法には「時間のロスを防げる、話の理解が深まりやすい、結論が記憶に残りやすい」といったメリットがあります。

ダラダラ書かれている文章よりも、結論から書かれて結論で終わる文章の方が読み手は理解しやすく、記憶にも残りやすいです。

心理学では「初頭・親近効果」とも呼ばれていて、「第一印象」と「去り際」の記憶が強く印象付けられることが挙げられます。

どう伝えようか迷った時は、それぞれの構成の説明にPREP法を使ってみることをおすすめします。

ここまでマスターすれば、魅力的な書評を書けるまであと一歩です。もう少しお付き合いください。


最後のポイントは文章のひっかかりを無くすことです。しっかりした構成・型で文章が書かれていても、「何か違和感を感じるなぁ」と思う文章を読んだこともあるかと思います。

この違和感を取り除き、読みやすい文章を書くための方法について説明していきます。

読みやすい文章で書く

読みやすい文章とは、誰が読んでも理解できる文章のことです。ポイントが5つありますので、順番に見ていきましょう。(簡単にマスターできます!)

1文を60文字以内で書く

1文が長い文章は、理解できない場合が多いです。接続詞が2つ以上入った文章を書かないように注意しましょう!

スラスラ読めるリズムで書く

文末に注意して書きましょう。同じ表現を連続して繰り返していると幼稚さ・稚拙さが伝わります。例えば「です」「ます」などで終わる文を3連続で使うことは避けましょう。

「 」を強調使用する

文章の中で重要なポイントを伝えるために積極的に使っていきましょう。読み手に「ココがポイント」ということが伝わります。ちなみに、この記事も多用しています。

逆接の接続詞で展開を生む

「しかし」、「ただ」など逆接の接続詞を多く使っていきましょう。読み手は展開の変化に敏感なので、変化が分かりやすい逆接の接続詞は印象に残りやすくなります。

専門用語は噛み砕いて説明する

専門家でないと分からない言葉は必ず説明を付け加えましょう。小学生が理解できる表現を使っているかがポイントです。理解できない言葉は読み手の負担になるので、できるだけ噛み砕きましょう。


以上、書評を書くための準備から書き方まで説明してきました。未経験であれば、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、継続していけば習慣化されます。

まずはザックリと書くことから始めて、慣れてきたら少しずつ肉付けしていきましょう。

一通り書評を書けるようになれば、「本の重要なポイントが分かる、言語化能力が身に付く、本の魅力的な部分を伝えることができる」こういったスキルが身に付きます。

社会人として働くうえでも必須のスキルになると思いますので、ぜひ取り入れてみてください。

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